[1I01-04] 燃料デブリ臨界安全

[1I02] DEM法を取り入れた粉体状燃料デブリの臨界安全評価

*村本 武司¹、西山 潤¹、小原 徹¹ (1. 東工大)

キーワード：臨界安全、燃料デブリ、個別要素法、粒子法、モンテカルロ法

これまでにMoving Particle Semi-implicit (MPS)法と中性子輸送計算を組み合わせることで, 水中での燃料デブリの動的な臨界安全評価を可能にした. この手法を粉体状の燃料デブリに適応するためにDiscrete Element Method (DEM)法に注目した. 本研究の目的はMPS法, DEM法と中性子輸送計算を組み合わせることにより, 燃料デブリ堆積過程の臨界評価が可能であることを明らかにすることである. はじめにボールミルを用いた堆積実験と計算を行い堆積形状の比較により, DEM法の計算の精度を検証した.　次に, 粉体の燃料の水中堆積過程の臨界計算を行った.　結果より, 構築した計算システムにより各時刻における実効増倍率の時間変化を計算することが可能であることが明らかとなった.