2020年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[1O09-13] 中性子入射反応実験

2020年3月16日(月) 15:35 〜 16:55 O会場 (共通講義棟 S棟3F S-34)

座長:明午 伸一郎(JAEA)

15:50 〜 16:05

[1O10] J-PARC MLF ANNRIを用いたNb-93の中性子全断面積の測定と中性子回折の影響評価

*遠藤 駿典1、木村 敦1、中村 詔司1、岩本 修1、岩本 信之1、藤 暢輔1、瀬川 麻里子1、前田 亮1、常山 正幸1 (1. JAEA)

キーワード:核データ、中性子断面積測定、ニオブ

ニオブはステンレス鋼の添加物であり、原子炉等でも広く利用されている。しかしながら過去の測定では導出された共鳴パラメータに差異が見られる。そこで断面積の高精度化を目指し、J-PARC MLF ANNRIに設置されたリチウムガラス検出器を用いて、ニオブ-93の中性子全断面積の測定を行った。測定の過程で中性子の回折の効果が確認されたため、モデルを仮定し評価を試みた。本講演では断面積測定の現状と、試料による回折の影響評価について報告する。