2020年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[2M08-12] 原子力圧力容器

2020年3月17日(火) 14:45 〜 16:10 M会場 (共通講義棟 S棟3F S-31)

座長:森下 和功(京大)

15:45 〜 16:00

[2M12] 浜岡1号炉モップアップ材を用いた照射・熱時効影響評価(2)

*渡邉 英雄1、大法 友樹2、鎌田 康寛3、熊野 秀樹4 (1. 九州大学 応力研、2. 九州大学 大学院、3. 岩手大学 理工学部、4. 中部電力(株))

キーワード:原子炉圧力容器、照射硬化、熱時効

浜岡原子力発電所1号炉UTブロックとして使用された材料から各種試験片を切り出し、照射前の組織を詳細に観察した。鉄イオン照射は、九州大学応用力学研究所設置のタンデム型加速器を用いて、290℃にて1.0dpaまで実施した。クラッド部(2相ステンレス部)、溶融部(熱影響部)、母相部に対して照射を行い、照射後、九州大学の収差補正機能を有する高精度の電子顕微鏡によるSTEM観察や微小硬さ変化を測定した。試験片を400℃にて1万時間まで焼鈍し、内部組織の観察及び硬さ測定から長期使用の健全性を評価検討した。