[2N01-07] データ解析手法開発

[2N05] CZT検出器のエネルギースペクトル形状に対する検出限界計数の評価

*酒井 宏隆¹、吉居 大樹¹、髙﨑 史晟²、河原林 順² (1. 原子力規制庁長官官房技術基盤グループ、2. 東京都市大学)

キーワード：CZT(CdZnTe)検出器、放射線検出器波形識別、測定における不確かさ、検出限界、ISO 11929

CZT検出器は、放射線のCZT結晶内の相互作用位置により出力波形が変化する。したがって、この検出器のエネルギースペクトルの全エネルギー吸収ピークは、低エネルギー側にテールを引く形状を示す。それを改善する手段として波形識別技術が用いられるが、本研究では、スペクトル形状の改善度合いを定量的に評価するために、ISO 11929に基づきピーク計数の検出限界計数を適用した。