2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-1 放射線挙動,遮蔽工学

[1H01-05] 遮蔽計算技術

2021年9月8日(水) 10:30 〜 12:00 H会場

座長:大石 晃嗣 (日環研)

11:30 〜 11:45

[1H05] γ線簡易遮蔽線量計算法の適切な見直しに関する研究

光核反応、またはスラブ斜め入射の影響

*平尾 好弘1、延原 文祥2、大西 世紀1 (1. 海技研、2. 東京ニュークリア・サービス)

キーワード:ガンマ線遮蔽計算、簡易線量評価、ICRP2007年勧告、光核反応、スラブ斜め入射

放射線施設の許認可においては、放射線防護に係る法令の遵守を確実にするため、事業者は遮蔽安全評価を実施し、その結果をもとに関係当局は施設の安全性を審査する。γ線の遮蔽安全評価は、基本的に点減衰核法等による簡易計算に基づくが、現在、ICRP2007年勧告の線量換算係数を含む、最新の知⾒を取り入れることでそのフレームワークを⾒直す安全研究を実施している。今回、30MeVまでの高エネルギーに対応するため、光核反応による放射線、及びスラブに斜め入射する放射線の影響と取扱について報告する。