2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[3J05-08] 単相流

2021年9月10日(金) 10:45 〜 12:00 J会場

座長:鈴木 徹 (東京都市大)

10:45 〜 11:00

[3J05] LIF計測を用いた軽水炉事故時の温度混合現象の解明

*塩見 友理子1、吉田 和弘1、東 慧1、坂田 英之1、緒方 智明1、牧野 泰2、田口 鋼志3 (1. MHI、2. ニュークリア・デベロップメント株式会社、3. 関西電力)

キーワード:一次冷却系事故、原子炉容器、温度混合、LIF、PIV

PWRプラントの更なる安全性向上のためには、原子炉容器内の熱流動挙動を把握することは重要である。
そのため、PWR下部プレナム内流動に着眼し、要素を抽出した供試体を用いて定格運転時(高流量)と事故時(低流量)の2つの状態をモデル化した流水試験を実施し、LIF(レーザ誘起蛍光法)やPIV(粒子画像流速測定法)を用いて温度・速度分布を計測した。その結果、温度差(密度差)影響度合いが変化するため、事故時において慣性力が支配的な高流量時と浮力影響が強い低流量時では温度混合現象は異なることが確認された。