[1C07-11] 新型炉開発

[1C08] HTTRを用いた熱負荷変動試験に基づくプラント制御特性評価手法の検証計画

*青木 健¹、佐藤 博之¹ (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード：高温ガス炉、水素製造、ヘリウムガスタービン発電、プラント制御特性評価、HTTR

高温ガス炉は安全性に優れ、高温熱供給が可能であることから多様な産業利用が期待されている。原子力機構では、高温ガス炉の熱を用いた水素製造やヘリウムガスタービン発電の実証を目指し、水素製造施設異常時においても原子炉の安定運転を継続可能な設計対策の検討を進めている。これまでに、実用高温ガス炉を対象に、水素製造施設異常時に起因する冷却材温度上昇に対して、原子炉やヘリウムガスタービンに係る制御系を用いて、プラント状態量を通常運転範囲内に制御する設計対策を考案し、プラント制御特性評価によりその有効性を確認している。本発表では、当該設計対策の技術確証に向け、HTTRを用いた熱負荷変動試験に基づくプラント制御特性評価手法の検証計画を報告する。