2021年春の年会

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[1G01-04] コミュニケーション

2021年3月17日(水) 14:45 〜 15:55 G会場 (Zoomルーム7)

座長:高嶋 隆太 (東京理科大)

15:30 〜 15:45

[1G04] 討論型世論調査の手法を参考にしたALPS処理水に関する討議

高専生を対象とした場の設計と実施

*大場 恭子1、柳瀬 昇2、松井 亮太3 (1. JAEA、2. 日大、3. 山梨県立大)

キーワード:討論型世論調査、ALPS処理水、風評被害、福島第一原子力発電所

福島第一原子力発電所事故の廃炉によって生じるALPS処理水について,国によって設置された専門家委員会では,技術的な観点だけでなく社会的な観点も含めた総合的な検討が行われ,報告書が公表された。その後,パブリックコメントの募集や漁協や生産者団体,地元の首長,副大臣等を対象とした意見交換会や説明会等が開催されている。しかしながら,これらの取組みは,未来を担う若い世代が,この問題をどのように捉え,どのように考えているかが把握できない。だが,この問題の議論には,福島の若い世代を含めたより多くの方に参加いただきくことが重要だと考える。そのため,一般市民が特定のテーマについて議論する討議デモクラシーの手法のひとつである「討論型世論調査」に注目し,その方法を参考にして,福島高専の生徒を対象とした討議の場を設計し,実施した。