[1K08-12] 照射脆化予測

[1K11] JEAC4201における関連温度移行量評価方法の見直し

(4)関連温度調整値の算出方法

*廣田 貴俊¹、佐伯 綾一²、野本 明義²、西田 憲二²、橋本 資教²、高田 泰和³、大厩 徹³ (1. MHI、2. 電中研、3. 関西電力)

キーワード：原子炉圧力容器、照射脆化、延性脆性遷移温度、評価式

JEAC4201-2007［2013年追補版］に定められた国内原子炉圧力容器鋼の中性子照射脆化予測法（現行式）の改定にあたり提案された「関連温度移行量評価式」は，現行式のミクロ組織変化予測式を見直して評価精度を向上しつつ，現行式と同等の脆化評価精度となる「脆化予測法見直し式」をもとに，ユーザ利便性向上等の観点から式の簡素化を図ったものである。本稿では，「関連温度移行量評価式」について，開発に用いた国内監視試験データ及び試験炉照射データに対する関連温度移行量の評価性能，ならびに，監視試験データによる補正やマージンについて検討した日本電気協会破壊靭性検討会の検討内容を報告する。