2021年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2D01-05] シンチレータと光計測技術1

2021年3月18日(木) 09:30 〜 11:00 D会場 (Zoomルーム4)

座長:金 政浩 (九大)

09:45 〜 10:00

[2D02] 波長スペクトルアンフォールディングによる放射線源分布測定手法の開発と検証

*寺阪 祐太1,2、渡辺 賢一2、瓜谷 章2 (1. JAEA、2. 名古屋大学)

キーワード:光ファイバー、スペクトルアンフォールディング、波長スペクトル、放射線分布測定

我々は光ファイバーを用いた新しい放射線源分布測定手法として、ファイバー始端で観測される発光波長スペクトルのアンフォールディング処理により光ファイバーに沿って一次元的に線源分布を逆推定する「波長分解分析法」の開発を進めている。これまで、UV光および90Sr/90Y線源を用いた原理検証試験を通じて本手法により線源分布を逆推定可能であることを実証してきたが、位置分解能や光ファイバーの耐放射線性の点で課題が見つかりつつある。本発表では開発した波長分解分析法の制約について整理するとともに、位置分解能等の課題の解決法について検討する。