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[2D09] 共鳴イオン化質量分析のためのレーザーパルス時間・空間同期法の開発
キーワード:質量分析、波長可変レーザー、同位体分析、廃炉
波長可変レーザーによる共鳴イオン化と質量分析を組み合わせた共鳴イオン化質量分析法は、レーザー波長により対象とする元素を選択できるため、特定の元素の同位体分析が可能であり、放射性同位体分析に有用である。福島第一原子力発電所の廃炉作業などにおいては、多種多様な放射性核種の分析が求められるため、これまでに回折格子型Ti:Sapphireレーザーによって発振波長を自動で調整し、対象とする元素を迅速に切り替えて同位体分析を実現する手法の開発を進めてきた。今回は、2台のTi:Sapphireレーザーの波長の制御に伴う発振タイミングと照射位置の相対変化を検知し、フィードバック制御することで、それらを同期させ、安定な共鳴イオン化信号を取得する体系を開発した。