2021年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[2F09-12] 安全解析

2021年3月18日(木) 14:45 〜 16:00 F会場 (Zoomルーム6)

座長:西岡 佳朗 (東芝ESS)

15:30 〜 15:45

[2F12] 高エネルギーアーク損傷(HEAF)の爆発現象に係る数値解析

(1)AUTODYN による電気盤モデルの圧力上昇評価の検討

*松田 航輔1、笠原 文雄1、椛島 一1、宮崎 利行2 (1. 原子力規制庁、2. アドバンスソフト株式会社)

キーワード:原子炉施設、高エネルギーアーク損傷、火災防護、AUTODYN

高エネルギーアーク損傷(HEAF)は爆発現象と設備火災を伴うアーク火災に区別される。このうち、爆発現象は、電気盤内の空気が膨大なアークエネルギーにより急膨張し、盤内で急激な圧力上昇が引き起こされることで、電気盤が破損する現象である。この影響に対する評価手法を整備するため、実際の電気盤を模擬した筐体の実試験と数値解析から技術的知見の拡充及び評価モデルの構築を進めている。本発表は、実電気盤を模擬したモデルのHEAFに伴う爆発現象について、圧力挙動に対して衝撃解析コードANSYS AUTODYNを用いた数値解析を実施し、実試験と比較した結果を報告する。