2021年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2I01-04] 吸着・分離1

2021年3月18日(木) 09:30 〜 10:40 I会場 (Zoomルーム9)

座長:深澤 哲生 (NFD)

10:00 〜 10:15

[2I03] 難燃性低気化熱希釈剤とCHON抽出剤を用いたプロセスによるMA分別保管技術の開発

(3)新規難燃性低気化熱希釈剤とDGA抽出剤によるランタノイド元素14種の抽出挙動

*針貝 美樹1、中瀬 正彦1、山村 朝雄2、田端 千紘2、小中 真理子2、柿木 浩一3、小川 尚樹3、濱口 諒吉3、塚本 泰介3、島田 隆3 (1. 東工大、2. 京大、3. MHI)

キーワード:溶媒抽出、ジグリコールアミド抽出剤、ランタノイド、難燃性低気化熱希釈剤

新規難燃性低気化熱希釈剤とCHON側を満たす抽出剤を用いた合理的なMA分別安定保管技術の確立を目指し、新溶媒系並びにドデカン系についてLaからLuまでのランタノイド14種の一括抽出試験を行った。実験に先立ち2-エチルへキシル基を有するDGA抽出剤を合成、精製して試験に供した。DGA抽出剤の側鎖長、抽出剤濃度並びに酸濃度がランタノイド抽出に及ぼす影響を系統的に調査したところ、新規フッ素溶媒系にいくつかの優位点が見出された。例えばフッ素系溶媒の方が分配比が高く、油水分散性と分散後の相分離状態も良好であった。発表では系統的な比較検討結果を考察し、3価MAであるAmやCm分離への適用性について考察する。