2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 305-1 計算科学技術

[1F01-04] マルチフィジックスシミュレーション1

2022年9月7日(水) 10:45 〜 11:55 F会場 (E1棟3F 31番教室)

座長:岩田 順敬(関西大)

10:45 〜 11:00

[1F01] 使用済燃料プールの冷却材喪失事故時の被覆管破裂予測モデルの開発

*稲垣 健太1、中村 勤也1、宇井 淳1 (1. 電中研)

キーワード:使用済燃料プール、冷却材喪失事故、被覆管、破裂、数値モデル

使用済燃料プールで冷却材喪失事故が発生し燃料の露出が継続した場合、崩壊熱などにより燃料の温度が上昇し被覆管破裂に至る。このときの温度上昇速度は炉内で発生する事故に比べて遅く、炉内を想定した被覆管破裂予測モデルでは事象進展を適切に模擬できない可能性がある。このため、加熱時間が長い体系において支配的となるクリープひずみによる変形量を考慮した新しい被覆管破損モデルを開発した。モデルはジルカロイ-4およびジルカロイ-2を対象としたものであり、被覆管破損試験結果との比較によりその妥当性を確認した。