[1H01-05] 核融合中性子源・中性子照射

[1H03] A-FNS設計とR&Dの進捗

（3）A-FNSのLiループにおける放射化堆積物の線量率評価

*見城 俊介¹、小柳津 誠¹、太田 雅之¹、権 セロム¹、落合 謙太郎¹、佐藤 聡¹ (1. 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)

キーワード：放射化堆積物、F82H、放射化計算、液体リチウムループ、線量率

重水素とLiの核反応により、DT核融合反応に相当する高エネルギー中性子を発生させることを目的として、核融合中性子源A-FNSの建設が予定されている。Liターゲットシステムでは、液体Liを低放射化フェライト鋼F82Hの凹型バックプレート（BP）上に流し、液体Liターゲットを形成する。液体Liにて発生した高エネルギー中性子は、背面のBPに入射し、BPを放射化させる。また、液体Li流によりエロージョン・コロージョンが起こり、放射化物したBPの一部が液体Liに混入する。これらの放射化生成物は、液体Liループを循環する過程で、コンポーネントに堆積することが想定される。本研究では、MCNP及びFISPACTコードを用いて、BPの放射能と堆積した放射化生成物の線量率の評価を実施した。