2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[3E01-08] 事故耐性燃料

2022年9月9日(金) 09:45 〜 11:55 E会場 (E1棟2F 24番教室)

座長:中村 勤也(電中研)

11:30 〜 11:45

[3E08] DFT計算と格子振動計算によるCs-B-O系化合物の熱力学特性評価

*鈴木 知史1 (1. JAEA)

キーワード:ホウ素、セシウム、熱力学特性、DFT計算、格子振動計算

軽水炉シビアアクシデント(SA)時のソースタームや炉内の放射性物質分布の評価精度を向上するために、SA 時の放出移行時における核分裂生成物(FP)の化学挙動の評価を進めている。この中でBWR 制御材ホウ素(B)は、セシウム(Cs)と化学反応を生じCs-B-O系化合物が形成されCs の化学挙動に影響を与える可能性が示されている。そこで、Cs-B-O系化合物としてCsBO2の熱力学特性をDFT計算と格子振動計算により評価し測定結果と比較するとともに、CsB5O8等のCs-B-O系化合物熱力学特性を検討した。講演ではその結果を報告する。