2022年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-2 原子炉の運転管理と点検保守

[1F07-11] 原子炉の点検保守の先端技術

2022年3月16日(水) 14:45 〜 16:10 F会場

座長:内一 哲哉 (東北大)

15:15 〜 15:30

[1F09] AI技術とデジタル打音検査によるコンクリートひび割れの状態評価技術開発

*松永 嵩1、小川 良太1、匂坂 充行1、礒部 仁博1、吉村 忍2、山田 知典2 (1. 原燃工、2. 東大)

キーワード:コンクリート、AEセンサ、デジタル打音検査、ひびわれ

原子力プラントの様々な箇所で使用されているコンクリートの健全性評価に資する技術として、ひび割れの表面状態ではなく、内部への進展度合いや進展方向を、デジタル打音検査とAIを用いて推定する技術を開発した。具体的には、コンクリート表面にセンサを押し当てて打撃することで、コンクリート構造物の固有振動周波数を抽出し、複数点の固有振動周波数の分布から、ひび割れの状態を評価する技術である。精度検証の結果、概ね±15%程度でひび割れの状態を評価できることが分かった。