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[1G06] 炉外FCIに対する原子炉格納容器構造健全性評価
キーワード:溶融燃料―冷却材相互作用、水蒸気爆発、原子炉格納容器構造健全性
重大事故時に原子炉容器破損が発生した場合、冠水した原子炉下部キャビティに溶融炉心が落下することによって溶融燃料―冷却材相互作用(Fuel-Coolant Interaction: FCI)が発生するが、水蒸気爆発にまで至る可能性が極めて小さいことは確認済みである。これに対してさらなる安全性向上の観点から、伊方3号機において複数の保守的な条件により水蒸気爆発の発生を仮定した場合でも、原子炉下部キャビティの構造や原子炉容器等への影響は限定的であり、原子炉格納容器の構造健全性は維持されることを確認した。