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[2A15] 反対称化分子動力学計算による重イオン入射粒子生成断面積の平均場模型依存性
キーワード:反対称化分子動力学、粒子生成、平均場、2核子衝突、核データ
重イオン入射核反応は、近年がん治療や遺伝子変異の誘発、創薬等に用いられ、基礎と応用ともに盛んに研究がされている。しかし核子や軽イオン入射反応と異なり、標準となる計算手法が確立しておらず様々な計算コードが多種多様な模型を用いている。その中でも反対称化分子動力学はフェルミ粒子多体系としての性質に加え、平均場効果と2核子衝突の効果が含まれる優れた模型である。本研究では重粒子線治療で発生する12C+16O反応を例にとって異なる平均場模型が粒子生成の予測にどのような違いをもたらすかを調べる。