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[2B02] レーザー駆動線源による中性子共鳴吸収-シングルショット分析を目指して-
キーワード:レーザー駆動中性子源、中性子共鳴吸収
レーザー駆動中性子源は、高強度レーザーパルスを薄膜の1次ターゲットに集光して、プラズマの作る瞬間的な電場でMeVエネルギーイオン(陽子・重陽子)を発生し、それを2次ターゲット(ベリリウム等)に照射して、短パルスの高速中性子を発生する。我々は阪大レーザ研のLFEXレーザーにおいて、2次ターゲットに小型の減速材を取り付けて、パルス熱外中性子を発生し、1.8mのビームラインで飛行時間法によるエネルギースペクトルを分析した。ビームラインに銀(Ag), タンタル(Ta),インジウム(In)の合板を設置したところ、3.81 eV (115In), 4.28 eV (181Ta), 5.19 eV (109Ag)に共鳴吸収によるディップを計測した。これらの共鳴吸収スペクトルは、レーザー1パルスで発生する中性子で計測されたものである。講演では、実験結果の詳細と、将来的なシングルショット分析への応用可能性について議論する。