2022年春の年会

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[2B_PL] 簡易遮蔽計算法のレビューで得られた知見と計算コードの実装

2022年3月17日(木) 13:00 〜 14:30 B会場

座長:坂本 幸夫 (アトックス)

[2B_PL01] 遮蔽設計における簡易計算法の位置付けと工学的課題

*平尾 好弘1 (1. 海技研)

ICRP2007年勧告の国内法令への取入れに備えて、主にRI取扱施設及び放射線発生装置の遮蔽安全評価で用いられるγ線の簡易遮蔽計算法の見直しを昨年度より行っている。主眼は、外部被ばくに対する線束から実効線量への換算係数の改訂に伴う遮蔽計算定数の再評価、従来の10MeVから30MeVまで高エネルギー側への拡張、及び見直しの成果を実装した新しい遮蔽計算コードの開発である。本セッションでは、簡易計算の位置づけ、データ整備、光核反応を考慮した深層透過、計算コードの利用者支援機能について、放射線工学部会のWGの取組みと得られた知見を紹介し、今後の展望を交えた意見交換を行う。