2022年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2E09-14] 高速炉熱流動

2022年3月17日(木) 14:45 〜 16:30 E会場

座長:山路 哲史 (早稲田大)

15:15 〜 15:30

[2E11] ナトリウム冷却高速炉における損傷炉心内の冷却材挙動に関する研究

(6)模擬デブリ内局所ボイド率のX線計測

*八杉 憲彰1、大平 直也1、伊藤 大介1、伊藤 啓1、齊藤 泰司1、今泉 悠也2、松場 賢一2、神山 健司2 (1. 京大、2. JAEA)

キーワード:デブリベッド、球充填層、ナトリウム冷却高速炉、気液二相流、ボイド率、X線イメージング

ナトリウム冷却高速炉のシビアアクシデント時においては、炉心部で形成される燃料デブリの安定的な冷却を行い、損傷炉心物質の原子炉容器内保持(IVR)を達成することが重要である。高温の燃料デブリベッド内部においてはナトリウム冷却材が沸騰することによる気液二相流が発生すると考えられるが、デブリベッド内の気液二相流の流動特性は未だ良く分かっていない。そこで本研究では、デブリ内流動特性を評価する一つの指標である多孔質内気液二相圧力損失の予測精度の向上を目的とし、充填層模擬試験部における空気-水系二相流の圧力損失と局所ボイド率の計測を行っている。本報では、気泡流から環状流にわたる流動条件での気液二相流の局所ボイド率分布をX線透過イメージングによって取得し、局所二相流動の評価を行った。