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[2H08] 分子動力学計算によるスメクタイト外表面でのカチオン-水移行挙動解析
キーワード:スメクタイト、Cs 吸着、分子動力学計算
スメクタイトのナノポア(外表面)でのCsと水の移行挙動を解明するため分子動力学計算を用いたシミュレーションを行った。解析は、basal面近くに滞留するCsに着目し、組成をパラメータとしてCsの滞留時間を計算したところ、バイデライト型置換が最もCsの滞留時間を増加させることが分かった。また滞留時間の長いCsに着目して水和構造を調べたところ、滞留時間の長いCsはbasal面に最も近い最表面において内圏型錯体の状態で存在していることがわかった。