15:15 〜 15:30
[2K11] 中性子放射化分析を用いたFP汚染挙動に関する研究
(1)コンクリートに対するCsの浸透・溶出挙動の解明
キーワード:コンクリート、セシウム、浸透、溶出、中性子放射化分析、粒子線励起X線分析、誘導結合プラズマ質量分析法
福島第一原子力発電所(1F)の炉内廃棄物の取り出しを行ううえで、その除染工程において原子炉圧力容器(RPV)上部のシールドプラグ周辺が極めて汚染されており、取り出しの妨げになっている。シールドプラグ・炉内構造材等から発生する解体廃棄物は、放射能レベルに応じて安全かつ合理的に処理・処分するため、1F廃炉作業における線源分布評価、解体廃棄物の放射能性状評価等が求められている。
本研究では、特に原子炉格納容器内外で構造材として使用されているコンクリートを対象とし、Csの浸透・溶出実験を行なう。ここでは中性子放射化分析(INAA)、粒子線励起X線分析(PIXE)、誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)を組み合わせて、浸透・溶出挙動の評価をする。
本研究では、特に原子炉格納容器内外で構造材として使用されているコンクリートを対象とし、Csの浸透・溶出実験を行なう。ここでは中性子放射化分析(INAA)、粒子線励起X線分析(PIXE)、誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)を組み合わせて、浸透・溶出挙動の評価をする。