2022年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[3H05-10] 解体・除染・評価技術

2022年3月18日(金) 10:35 〜 12:15 H会場

座長:高橋 秀治 (東工大)

11:05 〜 11:20

[3H07] 小口径配管のブラスト除染装置のメカニズムに関する基礎研究(その5)

*甲斐 晟豪1、高橋 秀治1、谷口 隼人2、川島 彰彦2、高橋 浩3、神坐 圭介4、木倉 宏成1 (1. 東京工業大学、2. 新東工業株式会社、3. 富士古河E&C株式会社、4. 株式会社富士電機)

キーワード:廃止措置、除染、ブラスト、バレル、小口径配管

原子力発電所の廃止措置において,発電所内の配管にCRUDと呼ばれる放射性腐食生成物が付着し,汚染した配管が大量に発生する.これらの除染は放射性廃棄物の量を減らすため,また作業時の放射線被爆量の低減にも重要な工程となる.本研究では,原子炉廃止措置における小口径配管の乾式除染装置による,除染メカニズムの解明を目的とし,乾式除染装置におけるブラスト研磨・バレル研磨のメカニズムを分離した装置を用いて,模擬汚染試料に対する除染試験を実施し,ブラスト研磨およびバレル研磨それぞれの除染特性の調査を行った.実験の結果から,小口径の配管に対して,ブラスト機構の投射粒子の汚染部への衝突よる除染効果と,バレル機構の回転運動による除染範囲の拡大効果による,小口径配管の除染の除染モデルを検討した.