[3I04-07] 抽出剤開発

[3I06] ビスホスフィンオキシドリンカー配位子を用いたウラニル(VI)-ペルオキソ錯体の光化学的合成

*奧村 優太¹、竹山 知志¹、鷹尾 康一朗¹ (1. 東工大)

キーワード：錯体化学、ウラニル(VI)イオン、ペルオキソ錯体、光反応性

ウラニル(VI)イオンが光照射により酸素分子を活性化し、2核ウラニル(VI)-ペルオキソ錯体を形成する反応について、リンカー型ビスホスフィンオキシド配位子を導入することにより配位構造の制御を試みた。配位子の架橋部分の長さを変えながら検討を行ったところ、エチレン基で架橋されたdppeO配位子を用いた場合にのみウラニル(VI)-ペルオキソ錯体を選択的に合成することに成功した。また、この方法で合成したウラニル(VI)-ペルオキソ錯体は有機溶媒に可溶であり、溶液中でも構造を保持していることを確認した。