2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[2C10-15] MA含有低除染燃料・高速炉リサイクル

2023年9月7日(木) 14:45 〜 16:20 C会場 (IB電子情報館1F IB015)

座長:矢板 毅(JAEA)

16:00 〜 16:15

[2C15] マイナーアクチニド含有低除染燃料による高速炉リサイクルの実証研究

(15)研究の総括と今後の展開

*廣岡 瞬1、加藤 正人1、宇埜 正美2、有馬 立身3 (1. JAEA、2. 福井大、3. 九大)

キーワード:マイナーアクチニド、低除染燃料、MOX、高速炉

令和元年度 原子力システム研究開発事業(「放射性廃棄物減容・有害度低減技術研究開発」)として採択された、マイナーアクチニド(MA)含有低除染燃料を用いた高速炉リサイクルの実証研究では、令和4年度までの活動の中で、(1)フィードストックを用いた原料粉調製、(2)遠隔燃料製造技術、(3)MA含有MOX燃料の基礎物性データベースと燃料設計、(4)分析技術開発とMAの核変換評価、(5)PIE技術開発、(6)TREATにおける照射済燃料の過渡照射試験の6項目について様々な成果を得た。 今後は常陽におけるMA含有低除染燃料の照射試験に向けて、(1)、(2)の成果を基に試験用燃料の製造を実施し、(3)、(4)、(6)の成果を基に燃料設計を実施する。また、(5)で開発したPIE技術のホットラボへの導入を進める。