2023年秋の大会

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一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2I08-12] 中性子計測技術

2023年9月7日(木) 14:45 〜 16:05 I会場 (ES総合館2F ES024)

座長:渡辺 賢一(九大)

15:30 〜 15:45

[2I11] ホウ素中性子捕捉療法中性子ビームの2次元空間分布迅速評価法

*高田 真志1、石井 寿樹1、大谷内 将至1、八木 茄津未1、中村 哲志2、島田 健司3、中村 勝3 (1. 防衛大学校、2. 国立がんセンター、3. CICS)

キーワード:中性子、ホウ素中性子捕捉療法、放射化法、2次元空間分布、イメージプレート

ホウ素中性子捕捉療法で患者に照射される中性子ビームの空間分布は、金線を用いた中性子放射化分析法で計測評価されている。この手法は数多くの放射化した金線を1本ずつ計測分析しなければならないため結果を得るまでに時間を要し、計測される分布は1次元分布のみである。本研究の手法は、日々の中性子空間分布計測を迅速に実施できるものである。まずアクリルファントム内にアルミ箔を挿入し5分間中性子を照射する。その後、放射化したアルミ箔をイメージプレートに曝露し、引き続きイメージプレートリーダーで読み取るものである。特徴は、中性子の2次元空間分布を迅速に1度で導出できる点である。計測された中性子空間分布と別途金放射化法で評価された中性子分布を比較検討した結果、ビーム口より内側で両者の分布は良い一致を示した。このように中性子ビーム口内部の中性子2次元分布を迅速に計測評価できることが分かった。

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