2023年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2J09-20] 環境放射能

2023年9月7日(木) 14:45 〜 17:55 J会場 (ES総合館2F ES025)

座長:砂川 武義(福井工大)

16:15 〜 16:30

[2J15] 原子力事故後の居住環境における室内外の物質移行を考慮した住民の被ばく線量評価に関する研究

(2) 室外で再浮遊した物質の室内への侵入

*廣内 淳1、渡邊 正敏2,1、林 奈穂1、長久保 梓1、松井 康人3、米田 稔3、高原 省五1 (1. JAEA、2. V.I.C.、3. 京大)

キーワード:再浮遊、侵入、原子力事故、線量評価

原子力発電所事故後の長期的な被ばく評価において、沈着した放射性物質からの外部被ばくのみならず、再浮遊物質による吸入被ばくも重要な経路の一つである。室内外での再浮遊物質による吸入被ばくを評価するうえで、室外での再浮遊係数と室内への侵入割合を評価する必要がある。これらの値は風速や環境条件(建蔽率、地目)に依存するものの、今までの確率論的リスク評価においては、一定の値が用いられてきた。そこで本研究では、最新の知見を基に、室外での再浮遊係数と室内への侵入割合に関して、風速と環境条件の依存性を評価し、確率論的リスク評価に重要なパラメータを整備した。発表では、これらの依存性について詳細に紹介する。
この研究は環境省委託事業「放射線健康管理・健康不安対策事業(放射線の健康影響に係る研究調査事業)」において実施したものです。