2023年春の年会

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一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)

[1A12-15] 中性子増倍材/固体増殖材

2023年3月13日(月) 16:10 〜 17:15 A会場 (11号館1F 1101)

座長:徐 ぎゅう(京大)

16:25 〜 16:40

[1A13] Li2TiO3-Li4SiO4混合セラミックス材の鉛添加率によるトリチウム放出挙動の変化

*三福寺 旭1、周 啓来2、Tan Guangfan3、小林 真4、大矢 恭久1 (1. 静岡大、2. 武漢理工大、3. 北京科技大、4. 核融合研)

キーワード:ブランケット、トリチウム挙動、混合セラミックス

D-T核融合発電では燃料としてトリチウム(T)と重水素(D)を使用するが、自然界にトリチウムはほとんど存在しない。そのため核融合炉内でトリチウムを生成させる必要がある。トリチウム増殖材である固体ブランケットのトリチウム放出挙動の解明は,効率的なトリチウム回収において必要不可欠である。本研究では武漢理工大学にて調製された、鉛添加量を変化させたLi2TiO3-Li4SiO4試料を京都研究用原子炉(KUR)にて中性子照射を行い、昇温脱離法(TDS)ではトリチウム放出挙動、液体シンチレーションで全放出トリチウム放出量を評価するとともに、電子スピン共鳴装置(ESR)にて欠陥種を同定およびその消滅挙動を評価した。発表では、鉛添加量の変化によりトリチウム放出挙動がどのように変化したのか発表する。