2023年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-1 同位体分離,同位体応用,ウラン濃縮

[1H01-05] 同位体分離

2023年3月13日(月) 10:30 〜 11:55 H会場 (13号館1F 1312)

座長:長谷川 秀一(東大)

11:30 〜 11:45

[1H05] 多孔質シリカを担体とした疎水性白金触媒を充填した水-水素化学交換反応塔の分離性能評価

*中根 柚香1、大橋 利正1、杉山 貴彦1 (1. 名大)

キーワード:水‐水素化学交換、疎水性白金触媒、全分離係数、トリチウム

水‐水素化学交換反応法は重水・トリチウムの分離・精製に重要な技術である.これまでに、反応に使用する触媒として多孔質シリカを担体とした疎水性白金触媒の開発を行った.本研究では,調製した触媒を充填した反応塔を構築し,約20万Bq/ccのトリチウム水を用いて同位体分離実験を行った.搭底部および搭頂部のトリチウム濃度を測定し、塔の全分離係数を評価した.事前に評価した触媒の性能を考慮して段モデルにより全分離係数を計算したところ実測値とよく整合した.