2023年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1K05-06] 解析手法開発2(モンテカルロ法)

2023年3月13日(月) 11:20 〜 11:55 K会場 (13号館2F 1322)

座長:竹田 敏(阪大)

11:20 〜 11:35

[1K05] 特異値分解による数値的な基底関数を用いた関数展開タリー法の開発

(2) 一次元全炉心体系への適用

*近藤 諒一1、長家 康展1 (1. JAEA)

キーワード:関数展開タリー、モンテカルロ計算、特異値分解、数値的な基底関数、全炉心計算

モンテカルロ輸送計算において、数値的な基底関数を用いた関数展開タリー法(FET法)を開発している。今回は、一次元全炉心体系での多群モンテカルロ計算において数値的な基底関数を用いたFET法を適用し、中性子束分布を計算した。決定論的手法を用いて複数の条件における単一集合体の中性子束分布を計算し、それらを特異値分解することで基底関数を作成した。作成した基底関数を用いて全炉心を集合体単位で展開し、全炉心の中性子束分布を計算した。空間を離散化するタリー手法および従来のルジャンドル多項式展開によるFET法の結果と比較することで提案手法の精度を確認した。