2023年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2B14-19] 内部被ばく・放射線影響・リスク

2023年3月14日(火) 15:50 〜 17:30 B会場 (11号館1F 1102)

座長:萩原 雅之(QST)

17:05 〜 17:20

[2B19] 一般廃棄物処分場における放射性セシウム濃度の深さ方向分布に関する定量評価

*髙瀨 和之1、国分 宏城1 (1. 福島県環境創造センター)

キーワード:廃棄物処分場、放射性セシウム濃度、深さ方向、ゲルマニウム半導体検出器、定量評価

東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故に起因する放射性セシウムが付着した廃棄物が埋設されている一般廃棄物処分場では放射性セシウムを長期間にわたって管理することになるため、処分場からの浸出水に含まれる放射性セシウムの濃度を定期的に分析し、安全性を確認することが義務付けられている。一方、一般廃棄物処分場の近隣住民の中には将来の処分場外部への放射性セシウムの浸出による健康への影響を懸念する人たちがいる。そこで、浸出水中の放射性セシウム濃度に大きく影響する処分場内の放射性セシウム濃度の現状を定量的に把握するため、福島県内の複数の一般廃棄物処分場の廃棄物に付着した放射性セシウム137の濃度を定量的に調べた。発表では計測した放射性セシウム濃度の深さ方向分布について報告する。