2023年春の年会

講演情報

一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-4 核融合機器工学(第1壁,ダイバータ,マグネット等)/601-5 核融合中性子工学/601-6 核融合炉システム・設計・応用

[3A05-09] 炉内機器・リスク評価

2023年3月15日(水) 10:40 〜 12:00 A会場 (11号館1F 1101)

座長:芦川 直子(核融合研)

11:40 〜 11:55

[3A09] 放射線リスク研究を踏まえた核融合規制検討への情報提供

欧州の核融合研究に基づく放射線リスクと放射線リスクカーブの比較分析

*井野 孝1、小西 哲之1、Gérald Degreef1、Colin Baus1、Paul Barron1、Reuben Holmes1,2 (1. 京都フュージョニアリング、2. 東大)

キーワード:核融合安全、放射線リスク、SEAFP、SEAFP-2、PPCS

英国では、将来の核融合エネルギー施設は、すでに核融合に関する法的枠組みの下で規制されることになっており、安全規制方針は、1995年から2005年の間にヨーロッパの「SEAFP」及び「PPCS」プログラムを通じて報告された放射線リスク解析に基づいています。本発表では、これらの放射線リスク調査結果(潜在的な環境影響)をまとめ、原子力施設などで使用されているリスク許容曲線(ICRPや英国の規制)と比較する。使用された様々なコンセプトの核融合発電所設計に関連する保守性、及び設計の不確実性が研究実施後にどのように進化した可能性があるかについて考察する。最後に、日本が核融合規制の枠組みを検討するための情報として、諸外国における核融合規制の状況を簡単に説明する。