2024年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2B14-17] セメント・ジオポリマー

2024年3月27日(水) 16:05 〜 17:10 B会場 (21号館2F 21-204)

座長:秋山 大輔(東北大)

16:20 〜 16:35

[2B15] 焼成したCs担持フェロシアン化銅のセメント及びジオポリマーによる安定化

*戸田 賀奈子1、郎 朗1、斉藤 拓巳1、東條 安匡2 (1. 東京大学、2. 北海道大学)

キーワード:フェロシアン化銅、ジオポリマー、セメント、セシウム、浸出試験

福島第一原子力発電所の事故に伴う除染作業及び減容化により生じた放射性Csを含有する飛灰は、固化による安定化が求められている。可溶性塩として放射性Csを含む飛灰は、洗浄し吸着材にCsを濃縮することで廃棄物の更なる減容化が期待できる。本研究は、減容化シナリオの一つである、焼成フェロシアン化銅のセメント及びジオポリマー固化による安定化体を作成し、Cs溶出挙動の理解と固相のキャラクタリゼーションから、Csの存在形態と安定化体としての性能を評価する。焼成したCs安定同位体を担持させたフェロシアン化銅を、メタカオリンとNa型水ガラスを出発物質とするジオポリマーと、高炉スラグB種セメントを用いて、それぞれ固化し、アメリカ原子力学会の定めるANSI/ANS-16.1試験に則った浸出試験からCs溶出挙動を評価する。また、固相に対する鉱物相の同定や、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いた観察から、Csの存在形態を示し、想定されるCs溶出機構を考察する。

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