[2H11-15] 非破壊検査

[2H14] 放射化イメージング技術によるPET用サイクロトロンの放射化の非破壊評価

*津金 聖和¹、吉田 剛¹、松村 宏¹、豊田 晃弘¹、桝本 和義¹、中村 一¹、三浦 太一¹、甲村 巌根²、小嵜 正彦³、山本 歩³ (1. KEK、2. 住友重機、3. 住重アテックス)

キーワード：放射化イメージング、GeGI5、PET用サイクロトロン

可搬型γ線イメージング装置「GeGI5」を用いて、PET用サイクロトロンの放射化イメージングを行った。ビームポートにおいて、ターゲットユニットやビーム窓用のHavar®ホイルを段階的に取外すことで各部品の放射性核種の種類と放射能を定量した。放射化イメージング結果の変化から、サイクロトロン運用終了時点で、ターゲットユニットは2.36 MBqの⁵⁶Coを中心に^110mAgや⁵⁴Mnで、Havar®ホイルは7.54 MBqの⁵⁶Coを中心に⁵⁸Coで放射化していると推定された。GeGI5は放射化の可視化に加えて、存在核種と放射能を短時間かつ非破壊で同時評価できることがわかった。