[2I_PL] ミューオン核データの進展

[2I_PL03] ミューオン捕獲反応の理論計算から見えた核データの新たな可能性

*湊 太志¹ (1. 九大)

近年、J-PARC MUSEやRCNP-MuSIC等のミューオン施設が建設され、ミューオンを用いた研究は基礎から応用に至る様々な分野での展開されており、これらの研究においてミューオンの核反応データ整備は基盤となる重要なものである。しかしながら、中性子入射核反応とは異なり、ミューオン核反応データはほとんど整備されておらず、核データの基礎となる実験の面でも、基礎となる系統的な実験がほとんどなされていないのが現状である。
そこで、本セッションでは、ミューオン核反応データ整備に向けて、連する研究成果を理論・実験・利用の面から紹介するとともに、これからの展望について議論を行う。