2024年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2K12-19] シビアアクシデント

2024年3月27日(水) 15:40 〜 17:50 K会場 (21号館4F 21-422)

座長:吉田 啓之(JAEA)

17:10 〜 17:25

[2K18] プールスクラビングにおける単一気泡に含まれるエアロゾルが上昇挙動と形状変化におよぼす影響

*河野 紀一1、門間 彩介1、金子 暁子1 (1. 筑波大学)

キーワード:形状変化、アスペクト比、内部速度、除染係数、物質輸送係数

シビアアクシデントの対策のため,解析コード(SAコード)が提案されている. SA解析コードでは単一気泡の形状変化と上昇挙動を示すアスペクト比や上昇速度から,物質輸送係数を決定するが,単一気泡において気泡径が7 mmかつ形状変化と上昇挙動が一定として計算される. また気泡中のエアロゾルが気液界面における濃度マランゴニ効果を引き起こし,気泡形状や気泡上昇速度に影響することが知られるが,SA解析コードに考慮されない.そこで本研究では単一気泡の形状変化と上昇挙動におよぼすエアロゾルの影響を調査することを目的とする.難溶性のOX50と可溶性のGlycerinのエアロゾルを含む気泡の形状変化を固気液三相流解析に適用させたモデルを提案する.本モデルではOX50のほうがGlycerinに比べて大きな値を示し,エトベス数が大きくなるにつれてアスペクト比,内部速度と物質輸送係数が大きくなる傾向を示した.

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