2024年春の年会

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III. 核分裂工学 » 305-1 計算科学技術

[2M15-21] 大規模シミュレーション

2024年3月27日(水) 16:10 〜 18:00 M会場 (21号館4F 21-424)

座長:稲垣 健太(電中研)

17:10 〜 17:25

[2M19] 損傷した炉内構造体の移行挙動推定に資する流体剛体強連成粒子法の開発

*福田 貴斉1、吉田 啓之1 (1. JAEA)

キーワード:CFD、粒子法、流体剛体連成解析、原子炉過酷事故

原子炉過酷事故時には、損傷し設計配置から大きく移行した炉内構造体が、事故の進展に影響を及ぼす可能性がある。発表者らは、炉内に存在する流体との力学的相互作用も考慮して損傷した構造体の移行挙動を推定するため、粒子法に基づいた新たな流体剛体連成解析手法を開発している。原子炉過酷事故時には、流体の最大スケール(~格納容器幅)と同程度のスケールの大規模構造体が流体内を運動する可能性があり、従来の弱連成の流体剛体連成解析手法では数値安定性に課題があった。そこで発表者らは、Hamiltonの最小作用原理に基づき、安定的に流動と剛体運動との強連成解析を可能とする時間発展方程式を導出し、また、粒子法により同方程式を数値的に解く手法を開発した。本発表では、流動剛体強連成の時間発展方程式の導出とその数値解法、及び開発手法による暫定的な結果を報告する。

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