[3I09-13] 理論解析・代理反応

[3I12] 直接代理反応法による中性子入射断面積の決定

(1) 計画と実験

*西尾 勝久¹、岩本 修¹、牧井 宏之¹、廣瀬 健太郎¹、Orlandi Riccardo¹、洲嵜 ふみ¹、塚田 和明¹、浅井 雅人¹、Smallcombe James¹ (1. JAEA)

キーワード：代理反応、非弾性散乱断面積、核分裂断面積、捕獲断面積、(n,2n) 断面積

中性子ビームを用いた実験では測定が困難な中性子入射断面積を、イオンビーム入射による核子移行反応を用いた代理反応で測定する研究計画と進捗を紹介する。本研究では、参照となる中性子データを用いる代理比反応法ではなく、直接代理反応法により、代理反応として初めて非弾性散乱断面積を測定するとともに、あわせて核分裂断面積、中性子捕獲断面積、(n, 2n) 断面積をすべて同時に測定できるものであり、新規性が高い。