第60回全日本病院学会

セッション情報

病院機能評価委員会

病院機能評価委員会
「成熟した社会が病院機能評価に求めるもの」

2018年10月6日(土) 14:50 〜 16:20 第3会場 (パレロワイヤルB)

座長:木村厚 (公益社団法人全日本病院協会 常任理事 / 公益社団法人全日本病院協会 病院機能評価委員会 委員長 / 社会医療法人社団一成会 木村病院 理事長・院長)

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 1997年に運用が開始された日本医療機能評価機構による病院機能評価事業も、評価方法、評価項目が年を追うごとに改定され、現在は第3世代となり2018年4月からは3rdG:Ver.2.0が運用されている。医療界においては当初、全く周知されていなかった病院機能評価であるが、現在では少なくとも病院関係者には知られるようになり、監督官庁の監査の参考となったり、病院就職の際の価値基準の1つとなっている。今後広報活動を進め、一般の人に知られるようになると、患者さんが病院選定の際の一助とするなど、認定の価値が上がると考えている。
 評価項目については当初は病院の組織形態、病院の設備・機器、手順・書類の整備状況といった、いわゆるストラクチャーを中心に見ていたが、現在では運用方法、機能の発揮といったプロセスを中心に評価するようになってきた。今後活動の成果いわゆるアウトカムをもっと評価する必要がある。
 成熟した社会は病院機能評価に何を求めるのであろう、どの様に応えていかなければならないのだろうか?
 今回は日本医療機能評価機構執行理事・東邦大学教授・当委員会特別委員 長谷川友紀先生、日本看護協会会長 福井トシ子先生、白岡中央総合病院 事務長 朝見浩一先生の3方に、それぞれの立場から病院機能評価の今後の展望をお話し頂き、その後フロアの参加者の方々からも活発なご意見を頂きたいと思っている。多数の皆さんの参加をお待ちしています。

[HFC-03] 病院機能評価を用いた質改善活動の進め方

~民間グループ病院のノウハウ~事務管理者の立場から~

演者:朝見浩一1,2 (1.公益社団法人全日本病院協会 病院機能評価委員会 委員, 2.医療法人社団哺育会 白岡中央総合病院 事務長)