2021年度全国大会(第56回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[36]-[41]

2021年11月6日(土) 09:40 〜 12:00 第IV会場 (共通講義棟C EL35)

司会:柏﨑 梢(東洋大学)、小林 敏樹(北九州市立大学)

11:40 〜 12:00

[41] 立地適正化計画の評価指標である居住誘導区域内人口密度と市街地の密度構造の実態の比較

○大槻 颯2、丸岡 陽3、松川 寿也1、中出 文平1 (1. 長岡技術科学大学工学研究科技学研究院 環境社会基盤工学専攻、2. パシフィックコンサルタンツ株式会社、3. 株式会社エイト日本技術開発)

キーワード:立地適正化計画、居住誘導区域、人口密度目標、将来推計人口

本研究は、立地適正化計画を策定した地方都市を対象に、人口密度目標の特性を整理し、居住誘導区域外の市街化区域・用途地域からの居住誘導を前提として実現可能性を評価することで、今後の目標設定に示唆を与えることを目的とする。

人口密度目標の特性や実現可能性を踏まえ、ヒアリング調査を実施した。その結果、実現可能性が高い都市を含め、多くの都市が具体的な居住誘導を考慮せずに人口密度目標を設定しており、実現可能性に関する検証等も行っていないことを明らかにした。
将来推計人口等を考慮し、居住誘導区域外の市街化区域・用途地域においても一定の人口密度を確保することを前提としつつ、具体的な居住誘導までを想定した人口密度目標を設定することが重要だと考える。