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[113] 都市更新政策下における深圳市の城中村の解体から総合整備への変容プロセス
キーワード:中国都市化、土地制度、都市政策、都市更新、城中村、再開発事業
この40年間、中国の急速な経済発展が注目され、 その中でも特に急激な都市化が見られた場所が深圳である。 深圳は高度な都市空間とインフォーマルな空間が共存する都市であり、本研究ではインフォーマルな空間と都市更新政策の相互関係を明らかにしようとした。そこで、1978年から現在までの中国の土地制度と都市計画政策の3段階の変化をレビューしている。 第一期では政府が主導する国有化と二元的な都市空間形成期、第二期では開発者による「解体と再開発」という形での都市更新の加速期、 第三期では、都市部の村落は建物の保存とリノベーションによる「総合整備」(综合整治)という方針への政策転換期であった。都市空間の多様性の保全を行った深圳の事例では、多様な空間や価値を共存させることが、都市再生の重要な要素の1つであることを示唆していると言える。