都市計画報告会③

[220] アメリカ東海岸の空き家・荒廃地区の再生

○平　修久¹、西浦　定継²、吉川　富夫³ (1. 聖学院大学、2. 明星大学、3. 大阪経済大学)

キーワード：空き家・空き地、荒廃地区、再生、財産管理人制度、アメリカ

アメリカ東海岸の空き家・荒廃地区の対応方策及び運用状況は次のとおりである。①空き家財産管理人制度の仕組みや運用をはじめ、空き家問題対策は州によって異なる。②小規模自治体は州政府の専門的な支援が必要。③空き家を自治体から修繕等を行う事業者に、より早く、より確実に、より安価に譲渡する仕組みが複数ある。④空き家率が低い自治体は空き家ごとに点的に対応し、空き家率が高い自治体は街区ごとの面的対応も実施。⑤住宅地再生には、地域組織の積極的な関与、住民参加の再生計画、実績あるCDC、市の支援、財源確保、不動産市場のポテンシャルが必要。⑥住宅地再生に取組んでいるCDCは、持ち家率が高い方が住宅地が安定すると考えている。