第61回日本小児神経学会学術集会(JSCN2019)

セッション情報

実践教育セミナー

[JS5] 実践教育セミナー5
はじめて小児神経学を学ぶ人のための実践教育セミナー

2019年5月30日(木) 15:30 〜 17:30 第3会場 (4号館1F 白鳥ホール(南))

座長:藤井克則(千葉大学大学院医学研究院小児病態学), 山中岳(東京医科大学小児科)

企画・趣旨のねらい

藤井克則(Katsunori Fujii)
千葉大学大学院医学研究院小児病態学

 小児神経学は,神経所見の取り方,てんかんの治療,脳CT・MRIの読影,発達障害への対応など多岐にわたる専門的知識が求められます.はじめて小児神経学を学ぶ人はその知識量の多さにしばしば戸惑いますが,系統立てて学ぶことができればこの分野を楽しいと感じることができるはずです.さまざまな分野の講義はありますが,初学者を対象としたコンパクトなセミナーはそれほど多くありません.
 今回,2時間の中で4つの専門分野をそれぞれ30分で理解できて小児神経学のおもしろさを実感していただくセミナーを企画しました.内容としましては,「こどもの神経所見のとり方」を藤井が,「てんかんの診断と治療」を秋山倫之先生(岡山大学小児神経科),「脳CTとMRIを読んでみよう」を山中 岳先生(東京医科大学小児科),「発達障害を理解するために」を内田智子先生(千葉大学小児病態学)にお願いしてあります.専門のセミナーは数多くありますが,1セッション各30分でまとまった話を聞ける企画はあまりありません.はじめて小児神経を学ぶ人のみならず,あらためて全体を学びたいと思う経験者も満足できる内容になっています.どうかお気軽に参加していただくとともに,議論に参加して知識を深めてください.小児神経がおもしろいと思える2時間になることをお約束します.