第64回日本小児神経学会学術集会(JSCN2022)

セッション情報

学会委員会主催セミナー

[CS3] 学会委員会主催セミナー(3)小慢・難病委員会:脊髄性筋萎縮症の新生児マススクリーニング ―現状と課題―

2022年6月2日(木) 15:30 〜 17:30 第4会場 (4F 大会議室B)

座長:佐久間啓(東京都医学総合研究所脳・神経科学研究分野)、阿部裕一(国立成育医療研究センター神経内科)

【企画・趣旨のねらい】
山形崇倫(自治医科大学小児科学)

脊髄性筋萎縮症(SMA)に対する遺伝子治療が承認され,著明な運動機能改善などの効果が得られていますが,できる限り早期の治療開始が求められます.そのためには,新生児スクリーニングを実施し,発症前から治療開始することが期待されます.SMAのスクリーニングは,ろ紙血で,realtime PCR法で実施可能です.今後,難病に対し,遺伝子治療等の治療が開発され,早期治療のため,新生児スクリーニングが求められる疾患が増えてくると想定されます.現在,小慢・難病委員会では,SMAのマススクリーニングに関するワーキンググループを立ち上げ,促進のため,また課題を検討しています.このWGでの検討内容,実施のための支援,課題への提言等を,シンポジウムとして公表し,ご意見を伺いたいと思います.