第64回日本小児神経学会学術集会(JSCN2022)

セッション情報

企画シンポジウム

[S7] 企画シンポジウム7:末梢神経疾患の臨床診断・治療update

2022年6月3日(金) 08:30 〜 10:30 第5会場 (2F 中会議室201)

座長:石山昭彦(国立精神・神経医療研究センター病院小児神経科)、藤井克則(国際医療福祉大学医学部小児科)

【企画・趣旨のねらい】
小児期の歩行障害,筋力低下の原因となる疾患として末梢神経は鑑別に挙がるものの,希少疾患であるがため診療機会は多くない.そのため実際に診断を疑っても診断から治療に至るまで難渋することも多い.診断にあたっては神経伝導検査,筋電図,MRI,超音波検査,また自己抗体,遺伝子解析等の検査を行うが,それらを駆使しても診断や病型分類に至るのが困難な面も多い.電気生理や画像診断,自己抗体,遺伝子等についての新たな知見も出てきており,診断,病型分類の決定が治療の選択にも大きく関わってくるため,新たな知見も含めてupdateをしていく必要があるが網羅的に学ぶ機会は小児神経科医には少ない.今回,末梢神経疾患の臨床診断・治療updateと題してシンポジウムを企画し,小児神経領域の中では実際にどのように診断・治療し,また最新の話題について成人の脳神経内科の視点からの御講演とあわせて末梢神経疾患の診断・治療の知見について深めていきたい.