○盛一 享徳 (国立成育医療研究センター研究所小児慢性特定疾病情報室)
セッション情報
学会委員会主催セミナー
[CS2] 小慢・指定難病に関する委員会主催セミナー:小児慢性特定疾病、指定難病についてもっと知ろう!
2024年5月31日(金) 13:10 〜 14:40 第2会場 (4号館 1F 白鳥ホール(北))
座長:山下 裕史朗(久留米大学高次脳疾患研究所/柳川療育センター),井上 貴仁(福岡大学筑紫病院 小児科)
小児慢性特定疾病医療費助成制度(小慢)は児童福祉法に基づいた制度であり、現在16疾患群788疾病が対象となっており、このうち神経・筋疾患群では100疾病が対象となっている(令和3年)。一方で、長期にわたり治療、療養しているにもかかわらず、小慢の対象疾患になっていない疾患も多く存在する。また、小慢の患者さんが成人期になった際、すべての患者さんが指定難病に移行できるとは限らない現状もある。令和5年4月には、子どもを取り巻く社会問題に対して本質的な対策を進め解決するための組織としてこども家庭庁が創設され、新たな司令塔として期待されている。本セミナーでは、医療福祉制度としての小児慢性特定疾病、指定難病について医療、行政、患者のそれそれの立場からご発表していただき、理解を深め、現状と課題を明らかにし、どのように対応していくか会員とともに深慮し議論したい。
○小倉 加恵子1,2,3 (1.国立成育医療研究センター, 2.鳥取県子ども家庭部, 3.鳥取県倉吉保健所)
○原田 久生 (一般社団法人全国ファブリー病患者と家族の会)
○中村 梨絵子 (厚生労働省健康・生活衛生局難病対策課)