○野村 恵子 (熊本県こども総合療育センター)
セッション情報
学会委員会主催セミナー
[CS6] 災害対策委員会主催セミナー:障がいがある子ども達の災害時の避難所を考えよう
2024年5月31日(金) 13:10 〜 14:40 第5会場 (2号館 2F 222+223)
座長:木村 重美(熊本託麻代台リハビリテーション病院 小児科),遠藤 雄策(浜松市発達医療総合福祉センター 友愛のさと診療所 小児科)
近年、毎年のように大規模災害が多発し、各地に甚大な被害を及ぼしている。神経発達症児や医療的ケア児など障がいがある子どもの災害時の避難については、一般の避難所では対応が困難である。そのため我々は、通い慣れた特別支援学校を障害がある子どものための福祉避難所として活用できないか検討しており、このことを実現するに当たっての課題を抽出するために、現在の支援学校の状況と先生方の考えについて、2022年7月8日〜10月30日の期間に、全国の1200校の特別支援学校を対象にアンケート調査を行い、490校から回答を得た。約6割の支援学校の先生は賛成との回答を頂いた。
子どものための福祉避難所として開設される場合の問題点は「マンパワー不足」と「医療的ケアの対応」がともに69.5%と一番多かった。メリットとしては、「避難者の安心感」が84.3%で一番多かった。次いで「必要なケアが理解できている」が60.1%であった。
このセミナーでは、まず、アンケートの結果を報告した後に、それぞれの立場より講演をして頂き、どのようにすれば、災害時に障がいのある子どもが、安心して災害時に避難できるかを皆で考えていきたい。
○五瀬 浩 (社会福祉法人恩賜財団済生会熊本福祉センター済生会なでしこ園)
○高橋 桃子1,2, 高橋 実和子1 (1.社会福祉法人つどいの家アプリ, 2.仙台リハビリテーション専門学校)
○鈴木 あゆみ (岩手県立大学社会福祉学部)
○森田 浩之 (福島県総合療育センター)