○小倉 加恵子1,2,3 (1.国立成育医療研究センター, 2.鳥取県子ども家庭部, 3.鳥取県倉吉保健所)
セッション情報
シンポジウム
[S22] シンポジウム22:小児神経科医ができる「こどもアドボカシー」を考える
2024年6月1日(土) 08:30 〜 10:00 第6会場 (2号館 3F 234)
座長:余谷 暢之(国立成育医療研究センター総合診療部緩和ケア科,国立成育医療研究センター成育こどもシンクタンク戦略支援室),小倉加恵子(国立成育医療研究センター/鳥取県子ども家庭部/鳥取県倉吉保健所)
2023年4月、中央省庁にこども家庭庁が設置され、こども基本法が施行されました。めざしているのは、「こどもまんなか社会」です。こどもは、生まれながらにして権利の主体であり、その権利が保障されなければならない。そのために、こどもに関する取組・政策を社会の真ん中に据えていくという方針が示されました。こうした価値転換とともに、「こどもアドボカシー」の重要性が認識されるようになってきました。アドボカシーとは、擁護・代弁、支持・表明、唱導といった意味を持つと同時に、社会的システムや制度等の決定に影響を与えるための活動という意味もあります。小児神経科医は診療や研究、学会活動や地域での活動などを通じて、慢性疾患や障害を抱えたこどもに接しています。こどもの代弁者として、こどもの権利を守りこどもの最善の利益を優先するために、アドボカシーの持つこれらの意味を踏まえた「こどもアドボカシー」の実践が求められています。本企画では、さまざまな立場の方から現場での取り組みについてご紹介いただきます。こども達のこえを社会のこえにするために、多様な実践報告を共有し、小児神経科医ができるアドボカシーについて視点を広げ、皆さんと一緒に考える機会になることを願っています。
○須貝 京子 (大阪発達総合療育センター)
○坂上 和子 (特定非営利活動法人病気の子ども支援ネット遊びのボランティア)
○坂本 昌彦 (厚生連佐久総合病院佐久医療センター小児科)
○余谷 暢之1,2 (1.国立成育医療研究センター総合診療部緩和ケア科, 2.国立成育医療研究センター成育こどもシンクタンク戦略支援室)